400年を超えて愛され続ける、
長崎生まれの焼き菓子。
しっとりとした黄金色の生地、底に光るざらめの粒。
一口食べると広がる、やさしい甘さと卵の豊かな風味。
「長崎カステラ」は、16世紀にポルトガルから伝わり、
長崎の地で独自の進化を遂げた、日本が誇る焼き菓子です。
- EPISODE.01-01
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ポルトガルから長崎へ、
16世紀のこと。 -
カステラのルーツは、16世紀のポルトガルにあります。当時の宣教師や貿易商人たちが日本へ持ち込んだ焼き菓子が、その原型とされています。
1570年、長崎が日本で初めてポルトガルとの貿易港として開港すると、カステラは長崎の地に根づきはじめました。砂糖が貴重だった時代、長崎は貿易を通じて砂糖が豊富に手に入る特別な土地でした。その恵まれた環境のなかで、長崎の菓子職人たちはポルトガル伝来の焼き菓子に独自の改良を重ねていきます。
卵をたっぷり使い、水飴やざらめ糖を加えてしっとりと焼き上げる——。こうして生まれたのが、今日「長崎カステラ」と呼ばれるお菓子です。
- EPISODE.01-02
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全国に広めた、
明治の職人たち。 -
江戸時代、鎖国政策のなかでも長崎だけは外国との交易が続きました。カステラは長崎の名産として定着しながらも、その文化はしばらく長崎にとどまっていました。
明治時代になり鎖国が解かれると、文明開化の波とともに長崎カステラは全国へと広がっていきます。文明堂総本店が明治33年(1900年)に創業したのも、まさにその時代のことです。以来120年余り、長崎カステラの味を守り、全国のお客様へお届けしてきました。
- EPISODE.02-01
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3つのこだわりが、
あの食感を生む。 - 長崎カステラを他のカステラと分けるのは、素材と製法へのこだわりです。
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- 卵をたっぷりと
- 長崎カステラには、良質な卵を惜しみなく使います。卵の量が多いほど生地はしっとりと仕上がり、口に入れたときの豊かなコクと風味につながります。
- EPISODE.02-03
- 水飴でしっとりと
- 砂糖だけでなく、水飴を加えることで生地に独特のしっとり感と、ほんのりとした深みのある甘さが生まれます。焼き上がった後も水分が保たれやすく、時間が経っても美味しさが続くのはこのためです。
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底のざらめが、
長崎カステラの証 - 長崎カステラの底面には、ざらめ糖が残っています。これは飾りではなく、長崎カステラの伝統的な製法から生まれるものです。焼く前に型の底へ敷いたざらめが溶けきらずに残り、食べるときにじゃりっとした食感と甘さのアクセントをもたらします。このざらめの存在こそが、長崎カステラである証のひとつです。
スーパーなどで見かける
一般的なカステラとの違いは、
大きく2点あります。
- EPISODE.03-01
- 素材と製法の厳格さ
- 長崎カステラは、小麦粉・卵・砂糖・水飴という基本的な素材を守り、添加物に頼らずに作ります。一方、市販のカステラにはバターや牛乳、膨張剤などが使われているものも多く、素材の組み合わせや食感がそれぞれ異なります。
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- 底のざらめの有無
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底にざらめが残ることは、長崎カステラの大きな特徴です。型にざらめを敷いてから生地を流し込む伝統の工程によって生まれるもので、一般的なカステラにはほとんど見られません。
どちらが優れているということではなく、長崎カステラは「伝統の製法を守った、本来のカステラの姿」と言えます。
創業以来変わらない、
長崎の味を。
文明堂総本店では、
長崎カステラ本来の製法を守り、
職人が一本一本丁寧に焼き上げています。
素材にこだわり、余計なものは加えず、
昔ながらのしっとりとした食感と
品のある甘さを大切にしています。
手土産に、贈り物に、ご自宅のひとときに。
長崎カステラの奥深い味わいを、
ぜひお試しください。